ユーザーの声(とは何か、は今日の自動車産業の大きな問題なのだが)などから、ハイブリッドカーである第二世代プリウスでは、出力を増強した。しかし燃費の公表値は良くなっている。これも「受験テクニック」による部分が相当に大きい。燃費公称値を申告する公的試験では、車両走行模擬試験台であるシャシーダイナモの上で、クルマは止まったまま、駆動輪で道路代わりの大きなローラーを回して走っているのと同様の状況を作る。そのローラーに車両の重さ(質量)に相当する回転錘を加えて、実走行を模擬する。
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これが「等価慣性重量」。同時に、タイヤや駆動機構の転がり抵抗と空気抵抗を、高速から駆動を全部抜いて惰性だけで走る試験から推算し、その抵抗に相当する負荷をシャシーダイナモの回転速度(走行速度に相当)に応じて加える。この二つで、実走行状態の「仕事」を模擬するのである。そしてこの「等価慣性重量」は、車両重量そのままを装置に設定するのは大変なので、車両の重さがある幅の中に収まっているものに対しては、ひとつの設定値に集約してしまう。