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旅路を振り返えるのもいい

2階席を確保して午後の相模灘をぼんやり眺めつつ、ここまでの旅路を振り返えるのもいいだろう。ただし、9月中の土曜・休日に限り215系ではなくなるので、あしからず。なお、東海道本線の乗り継ぎについては、下り「ムーンライトえちご」のルート図に個別ルートがある。そちらを参考にしてほしい。ここで取りあげる「普通列車編成両数表」だ。首都圏や関西圏の通勤電車区間と夜行列車を除いて、JR全線の普通列車の編成がこの1冊に掲載されている。これはスグレモノだ。読み方も超カンタン、というわけにはいかないが、使いこなすまで、そう時間はかからないはず。時刻表をある程度読みこなせるレベルがあるか、車両知識をそこそこお持ちの方なら、必ずモノにできるだろう。なお、「編成両数表」であるから写真は掲載されていない。各人で車両名とそのルックスを照合し、該当列車がどんな編成で走るのか想像する必要があるが、これも考えようによっては楽しいこと。

最初は麻雀を楽しむ

まず最初は麻雀を楽しむ。そして夜8時頃全員が揃うと、美味探訪の大宴会が始まるという寸法だ。では香港に知り合いがいない場合はどうするか。そんな時は各店がメニュー以外に用意するオーダー料理にチャレンジしてみるといい。旨い店は、そこで使う野菜や料理の素材が店頭に置いてあるのが特徴だ。あるいは、店の前をのぞいてみて生面に魚が泳いでいて、それらが新鮮に見えたら、その店の味は間違いないと思っていい。オーダー料理はメニューには載っていない料理のことだ。それを頼むには店頭の生贅に入っている魚が美味しそうだったら、それを指さして頼めばいい。また名物の魚、例えば香港では“石斑魚”と呼ばれるハタがよく食べられるので、“石斑魚”と漢字で紙に書いて頼む。ただし、かなり高価なので必ず値段も聞いたほうがいい。このように中国料理店で一番旨い料理はメニューに書いていないのだ。

一人旅、二人旅では行けないところまで

今、世界中でやっているような旗を立ててそのあとがらゾロゾロとついて歩く旅行は、日本人が発明したものではない。団体旅行の創始者はイギリスのトーマスークックという人だそうで、この人が創設した旅行社は欧州とか、北アフリカあたりに今も残っていて、私も何度かお世話になったことがある。日本人は発明の才にさほど恵まれているとはいえないが、外国人の発明したものを自分たちの生活にとり入れると、たちまち改良をしてもっと便利な、もっと完璧なものに仕上げてしまう。団体旅行もその例に洩れず、旗を立てての世界旅行は、料金がやや高いのと、西洋人優先の国に行くと、同じレストランに案内されても少々待遇が落ちる点を除けば、たちまち世界一のものになってしまった。西洋人がわざわざパリやシンガポールの日本人の経営するホテルを選んで泊まるのを見てもわかるように、日本人のサービスはほかの国の人々のサービスに比べると一頭地を抜いている。添乗員のお客に対する気の使い方、荷物の上げ下ろし、観光コースの組み方、世界中どこに行っても日本語のガイドがついていて、一人旅、二人旅では行けないところまで車を走らせてくれたりする。またお客を置いたまま出発することは絶対にあり得ないから、朝、寝坊をして飛行機に遅れる心配はまずない。従って安心して眠ることができる。


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